いつかきっとがもう間近

現のこと、夢のこと、

夏、おやつ、かき氷

お題「夏に食べたいおやつ」

かき氷機を吊り棚から下ろすところから、夏が始まっていたのは遠い昔のこと。苺とメロンのシロップ、そして雪印の練乳はかき氷の必需品だった。子ども達はテーブルの向こうから体を乗り出して、かき氷にシロップをかける順番を待っていた。

 

最後の最後、かき氷機の中の薄くなった塊の氷が、ガリッと割れた時、子ども達はいつも一瞬、落胆した顔つきになり、けれど次の瞬間、割れた氷のかけらを欲しがった。

 

騒がしい夏。もう昔の話だ。今は、夫と二人、アイスコーヒーと冷えたわらび餅などをいただいている。静かな夏。