いつかきっとがもう間近

現のこと、夢のこと、

雨の日の傘と紫陽花とカタツムリ。

お題「雨の日」

夏日続きの5月の気温を、ようやく雨が冷ましてくれた。6月は、雨と傘に紫陽花とカタツムリ。雨は嫌いだが、6月に限っては風流でいい。

 

雨上がりに、まだ湿気で空気が重い庭先に出ると、紫陽花の蕾が虹色に色づき始めていた。今度、雨が降り終わる頃、紫陽花の花は咲くだろう。

 

傘とカタツムリは、雨と紫陽花のアクセサリー。雨の日が楽しくなれるような、傘が欲しくなるのも6月だ。色を失った雨の世界に、パッと花が咲いたような傘をさしている人を探すのも楽しい。雨の日は仕事や用事がなければ、好き好んで外には出たくないが、6月の雨の日は用もないのに、わざわざ歩いてみたりする。

 

カタツムリは、本物はちょっと困るのだが、クリスタルのカタツムリなど見るのが好きだ。昔々、私が子どもの頃に、カタツムリを虫かごに土を入れて飼っていたことがある。「でんでん虫さん!」を何匹かつかまえて、大切に可愛がって育てていた。けれど、そのうちに季節が変わって忘れ果てた頃、母が「大変よ!」と血相を変えて飛んできた。

 

母の手には、土の入ったカタツムリの虫かご。なんと、でんでん虫さん達は子どもを沢山うんだようで、うじゃうじゃと虫かごに赤ちゃんでんでん虫さんがはっていた。それから、私は本物のカタツムリが苦手になったのだ。けれど、6月はやはり紫陽花にはカタツムリがよく似合うので、雑貨屋さんにいけばクリスタルのカタツムリを探している。

 

今日も雨の日。昼から傘を探しに、街に行ってみようか。