いつかきっとがもう間近

現のこと、夢のこと、

水無月になれば。

水無月になれば、きれいな和菓子が食べたくなる。

とても凝った細工のもの、とても端正につくられたもの、

きれいだねぇ、もったいないねぇ、と言いつつ

眺めたり、撫でたり、

舐めたり、食べたり、

イヤシイのかねぇ、と言いつつ

もう一つ、あと一つ、最後にひとつと

欲をかく。

美しさは欲を拒むはずだが、

和菓子の美しさは、食欲も招く。

水無月、また、今年も美しい月が、きましたね。