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いつかきっとがもう間近

現のこと、夢のこと、

気になることがありすぎて。その2

木の芽立ちの季節なんでしょうか。とてもショックなことが、あったのでしょうか。

一般道ながら、スピードをあげて走る車やバイクしかいない車道の片隅をひょろひょろと歩く男ひとり。

背の高い普通の感じの人、いや、どちらかといえば「出来そうな」男40代前半、着ている服がスーツならきっと似合う風貌をしていた。ボタンダウンのシャツをTシャツの上に羽織って、何も持たずに顎を上げ気味に、歩いていた。

どうしたんだろう、何があったのだろう、妻が出て行ったか、父母が死んだか、会社をクビになったか。その原因はわからないけれど、男の中の大きな何かが崩れてしまったような、壊れてしまったような印象を受けた。

車はスピードを緩め、対向車線をはみ出しながら、大きく男を迂回して走りさっていく。男は先に何もない道をただ上向きに歩いていく。その光景を私は今も頭の中で俯瞰している。