いつかきっとがもう間近

現のこと、夢のこと、

土筆をとる老人

ここ最近、道路沿いの川土手から、老人がひとり、ふたり

朝早くから、腰をかがめて何かを摘んでる

土筆だと気づいて、脇の袋をそっと見る

両手の親指と親指、人差し指と人差し指を

つなげて輪にしたくらいの土筆たち

何にするのかな

天ぷらかな

佃煮かな

天ぷらなら、塩で食べたらおいしいかも

佃煮なら生姜をきかせて甘辛く

いいな、誰に作るのかな

それとも誰かに頼まれたのかな

きっと台所には湯気がたっているだろうな

いろんな匂いがするのだろうな