いつかきっとがもう間近

現のこと、夢のこと、

参列しなかった卒業式

今週のお題「卒業」

 

「母さんが来るんなら、僕、卒業式に出ないから」

明日が中学の卒業式という夜、息子が言い放った言葉

 

コサージュは日中、生花をアレンジして作っていた

黒いスーツはクリーニングの袋から出して

タグは切って捨てておいた

体育館は寒いだろうから、ストッキングはやめて

タイツをはくことにしていた

準備万端、後は雨が降らないことを祈るだけだった

 

何をいっても、きっとダメなんだろうなと息子の目をみてわかった

OK、じゃあ、母さんは家でご馳走作って待ってるわ」

無理やり明るく声を絞り出して

さあさあ、明日は卒業式なんだから早く寝なさいね、と部屋に追いやった

 

翌朝、「行ってくる」という息子に

体育館は寒いから風邪ひかないのよ、などと語りかけ

「卒業、おめでとう、晴れてよかったね」と送り出した

 

あれから何年たったかな、

あれもこれも強烈な思い出、ありがとう

今まで一番印象に残っている卒業式は

参列しなかった卒業式

それも、よか!!

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