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いつかきっとがもう間近

現のこと、夢のこと、

嘘つき

 結構、私は嘘をつく。しかもその嘘はとても下手糞で、嘘を付いたあとは必ず長々と後悔する。

 何故、こうもくだらない嘘をつくのだろう。だれも得をしない、どうしようもない嘘。今日は特に馬鹿げた嘘をついてしまった。

「明日は友人の誕生日なので、電報をうったり花を贈ったりするから休みます」

 だれも私の休みに文句を言っているわけでもケチを付けられたわけでもない。ただ、休みをとるにあたって、何かもっともらしい理由を言いたかっただけ。もちろん、友人の誕生日というのは真実で、花を贈るというのも本当のことだ。ただ、電報はしないし、花を贈るのは花屋さんで私はもうお金も既に払っているので、明日することは何もない。そう、何も予定はないのだ。ただ、好きな友人の誕生日だなと思って、1か月前に計画年休で明日、休みをとっただけだ。

 なのに、なぜか「どうして明日、休みをとるの?」とふいに聞かれて、焦ってしまったのだ。焦ると、ろくなことはない。休みをとろうと思った時の思考回路がめちゃくちゃに一気に思い出されて、結局、真っ赤な嘘をついてしまった。

 情けない。私は馬鹿者だ。

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