いつかきっとがもう間近

現のこと、夢のこと、

ムカデに座布団一枚

ムカデが、出た。百足というくらいだから、足が、ウヨウヨと黒く短く太い足が、いっぱい蠢いていた。常日頃の私は、ギョッとすると感情を押し殺して、もう死ぬ気になって頑張ってなんとかするはずなのだ。どうせ、誰も助けてくれない。私が頑張るしかないではないか!

 

それなのに、偶然というかなんというか、夫がちょうどすぐ側にいたものだから、甘えが出たのだろう。愚かな私は、迂闊にも夫に助けを求めてしまったのである。「ほらそこ、ムカデがいるわ。どうにかして」

 

ムカデは私の足元から植木鉢によじ登るところだった。ほら、そこ。ほら、あそこ。ほら、こっち。夫はいい人なのだ。本当に、いい人には違いないのだ。一生懸命、ムカデを捕まえようとしてくれた。

 

けれども、ムカデの方が一枚上手だった。足の本数を数えることができるくらい、大接近していたというのに、忍者のように消えてしまった。夫をアテにした私が馬鹿だった。早速、ムカデ駆除の散布薬を買いに走った。

 

 

信号機とヤマユリ

信号機で停まった左横のマンションの庭には、蔓日々草の花壇の中に、大人の背よりも高く育ったヤマユリが3本、白い大花をつけていた。

 

ほら、僕の方が高いだろ? そんなことないわ、私の方が! うるさいな、それは俺だろ?

 

マンションの陰から身をのりだすように、太陽に向かって斜めに育ったヤマユリの兄妹。気高く白く尖った花びらは、ここにあるはずのない先祖の種を運んできた風に、身をゆだねるように、否、拒むように、ユラユラと搖れていた。

 

遠慮がちな後ろから聞こえるクラクションで、私は現実に引き戻された。アクセルを踏んで、また、職場に急いだ。

日常的なカバンの中身

今週のお題「カバンの中身」

季節によってカバンは変えています。今は夏用の長編みのカバン、冬は黒の合皮のカバン。けれど、中身は同じです。

 

家の鍵、財布、免許証入れ、カード入れ、ポケットティッシュ、ハンカチ、眼鏡ケース入りの眼鏡は、どんな時でも必ず、入れています。これを基本にして、文庫本が入っていたり、今はスクラッチクジが入っていたりします。

 

わざわざ買いに行くことはないのですが、偶然、宝くじ売り場の前を通りかかったら、必ず、1000円程度、スクラッチをすることにしています。200円と500円を1回ずつしか当てたことがありませんが、運試しですから、大吉が出た時と同じように喜びます。

 

以上、カバンの中身でした。他人のカバンの中身も興味ありますが、財布やカード入れの中に、カードを何枚入れて持ち歩いているかも興味があります。ちなみに、財布のカードは12枚、カード入れには17枚、そして今日、実際に使用したカードはたったの1枚でした。あらら。